・M/B（マザーボード）は、PCの性能を決める大切なパーツです。
CPUやメモリ・HDDなどはすべてここに左右されます。

・M/Bにもいろいろな規格（大きさ）があります。

・MicroATX（マイクロエーティーエックス）
ATX仕様をより小型化したもので、ATX仕様の基板サイズを小さくして、合わせて拡張スロット数などの上限などを変更したもので、基板サイズは最大244mm(9.6インチ)四方であります。拡張スロット装着部分をATXから3本分削り、最大で4本のスロットを装着できる。MicroATX仕様のマザーボードはATX対応・MicroATX対応のケースに装着できるようになっています。

・ATX（エーティーエックス）
1995年にIntel社が発表したPC/AT互換機用のマザーボードの規格です。マザーボードとしては現在もっとも広く普及している規格である。ATXでは、ボードの形状や寸法、各パーツやスロットの配置が厳密に定められている。それまでは各メーカーが独自の規格でマザーボードを製造していたが、ATX規格で細部まで定めることによってパーツの互換性が高まり、より多くのメーカーが市場に参入することができたため、競争によってコストを下げることができた。

・FlexATX（フレックスエーティーエックス）
MicroATXはATX仕様を小型化した規格だが、FlexATXはこれをさらに小さくし、拡張スロット数などの上限などを変更した。基板サイズは最大229mm(9インチ)x191mm(7.5インチ)。CPUを装着する部分の高さ制限がSlot1やSlotAのマイクロプロセッサの高さより低いため、ソケット型のインターフェースを持ったプロセッサしか搭載することができない。サイズ規制以外はMicroATX規格とおおむね同じ仕様になっているが、拡張スロットが最大3本とMicroATXから1本減少している。

・NLX（エヌエルエックス）
Intel社が公表した仕様で、省スペースコンピュータ向けの規格である。　PCIバスなどの拡張スロットを、ライザーカード(マザーボードに差し込む子カード)を用いて実装するので、AT仕様やATX仕様を用いたコンピュータよりもケースを小型化できる。汎用性は保たれているので、組み立て時や機能拡張時のコストが抑えられる。薄型デスクトップコンピュータや、ミニタワー型コンピュータなどにNLX仕様のマザーボードが用いられている。

その他にAT仕様　Baby AT仕様　LPX仕様 がある。（知らなかったが・・・。）

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